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結婚支援ビッグデータ活用研究会

当研究会について

本県の結婚支援システムに係るビッグデータ機能について、現在、多くの関係機関から注目を浴び、その有用性が認められているが、当初、好事例収集のための検討ツールの副産物として作成された経緯から、十分に活用されているとは言い難い。
このため、ビッグデータ活用検討チームを編成し、その活用方法について更なる検討を行う。

分析対象
本県の結婚支援システムに蓄積されたデータ
実施方法
国立情報学研究所宇野教授を中心に、心理学者、データサイエンティストなどの専門家も加えたビッグデータ活用検討チームを編成し、活用方法の検討を行う。なお、公表できる結果については、ホームページ等で公開する。
実施回数
10回

メンバー研究成果

ビッグデータを活用した婚活

宇野 毅明

国立情報学研究所 情報学プリンシプル研究系 教授

宇野 毅明

ビッグデータから提供される新機能は、自分の行動や「好まれ」を知るきっかけとなり、相手の感情を推し量り、自分自身を見直す温かいひと押しになるのではないかと開発されました。
ビッグデータによって視野が広がり、自信を持って行動することでさらにデータが蓄積され、より出会いのチャンスに繋がります。ビッグデータからの情報も参考に自分自身でしっかり考えていただき、一歩踏み出すきっかけになればと考えています。

研磨された共起ネットワークからの内容マイニング

河村 泰之

愛媛大学 教育学部 准教授

河村 泰之

近年、記憶装置の大容量化や安価な計算機の普及によって、データを収集することが容易となった。データ量が膨大となり、データ分析に必要な労力も大きくなりつつある。巨大なグラフの大まかな構造を維持しながら、扱いやすい中規模なデータに変換する新しいマイニング技術が開発されている。その内の一つであるグラフ研磨と呼ばれる手法では、グラフの構造を明確化することで、巨大なデータからまとまりを見つけることができる。本稿では、メール文章に現れる単語の共起ネットワークに、グラフ研磨を適用することで調査しやすい形に変換し、得られた語のまとまりごとに共起ネットワークを再度作成することで、 内容を分析する。

婚活における結婚の規定要因はなにか
―結婚研究の視点から,えひめ結婚支援センターを事例とした量的分析―

小林 盾

成蹊大学 文学部 現代社会学科 主任、教授

小林 盾

この論文は、人びとが婚活(結婚のための活動)をするとき、どのような要因が結婚を促進したり阻害したりするのかを検討する。これまで、婚活について事例分析は豊富にあるが、計量分析がなかった。そこで、愛媛県の事業であるえひめ結婚支援センターを対象として、約4年間における登録者全員4,779人の推移をデータとした。結婚による退会のハザード率を従属変数としたイベント・ヒストリー分析をおこなった。その結果、(1)男性では、教育・正規雇用・収入という社会経済的地位が高いほど、結婚のチャンスが上昇した。女性では、これら社会経済的地位の効果がなかった。(2)年齢が若いほど、また結婚経験があるほど、男女ともに結婚チャンスが上昇した。(3)他に男性では、身長が高いほど結婚チャンスが上昇した。したがって、男性では働き方を中心とした地位(いわばスペック)が、女性では年齢が、結婚のおもな規定要因となっていた。実践的には、男女とも婚活をすこしでもはやくスタートさせることが重要であろう。

結婚希望のある未婚男女「こだわり分析2016」
~成婚率を上げるために有効なアドバイスの考察~

天野 馨南子

株式会社 ニッセイ基礎研究所 生活研究部 研究員

天野 馨南子

納税者団体である「愛媛県法人会」は地域の「結婚の夢を叶えられず悩む男女」に徹底的に寄り添いっています。
法人会発「えひめシステム」と呼ばれるデータマッチングシステムは、登録者さんたちの広範な出会いのチャンスを拡大するだけではありません。

出会うために、出会っても、どうしたらいいかわからない・・・などの悩みに対応する約200名もの無償ボランティアさんたちを、登録者の皆さまが入力した「データ分析の結果」がさらに応援してゆきます。

今回は登録者の皆さまのこだわり項目に着眼してデータ分析を行いました。
分析結果から、より効率的に「赤い糸のお相手」にいきつけるよう、登録者・ボランティア・自治体それぞれに有用なアドバイスを行えないかを試みています。

「お2人を応援させて下さり、有難うございました」
地域全体で成婚まであたたかく応援する気持ちが溢れる愛媛を「マッチングシステムのデータ分析」でさらに応援したいと思います。

成婚する法則を確立するために分析

岩丸 裕建

一般社団法人 愛媛県法人会連合会 事務局長

岩丸 裕建

平成27年度に行った愛顔の婚活サポート事業において、データ分析を行い『婚活応援ガイド(支援者向け)家庭も職場もみんなで応援!』を制作しました。データ分析の結果はP.6及びP.13、P.14に活用しております。
データ分析から見えてきたものは、出会いは早ければ早いほど婚活の道のりがスムーズですが、今からでも遅くありません。上手く行く・行かないケースの分析により、成婚する法則を確立するための登録者の割合分析も行っており、成婚カップルの4分の1の方は東中南予の居住地域を超えての成婚となっています。
ガイドでは、結婚を希望する独身者を応援する方々に、様々なデータを活用して「今、できること」「今、やるべきこと」を提案しています。未来のための応援の一歩をともに踏み出しましょう。

事業報告

年月 項目 内容
6月 第1回 研究会キックオフ会 結婚支援事業説明
ビッグデータ実績説明等
分析の方向性・可能性について
7月
8月 第2回 研究会 今後の結婚支援ビッグデータ活用ついて
今年度の成果としてのシステム開発について
第3回 WG会議 ビッグデータのPDCAについて
若年者向け取組
今後の結婚支援ビッグデータ活用ついて
9月
10月 第4回 WG会議 データ利用アンケートについて
データ分析結果を受けてのビッグデータ活用
最終報告について
11月 第5回 研究会 愛結びこだわり分析
データ利用アンケートについて
ホームページデザイン検討
第6回 WG会議 データ利用アンケートについて
12月 第7回 WG会議 動画閲覧機能検討
第8回 研究会 WG会議報告
データ分析結果報告
中間報告
1月 第9回 WG会議 データ分析結果報告
2月 第10回 研究会 成果報告
ホームページ公開